2012年4月1日、愛犬が永眠しました。老衰でした。
15歳と約10ヶ月、初めて一緒に暮らしたペットでした。
ツイッターでもたくさんのお悔やみの言葉を頂きました。
リプをするたびに泣いてしまいました。
mixi日記にも色々書かせていただきました。
全ての人にありがとうの気持ちを送りたいです。
犬というよりも、弟であり、息子であり、不思議な存在のワンコでした。
右側が亡くなってしまったシー・ズーの海(かい)、左側が亡くなった海の姪っこの鈴(りん)。
いずれもわたしが名前をつけました。
初めてお迎えしたワンコだった海、とても頭がよくて、我々人間がしつけを間違えてしまっていたせいで、若干凶暴になった時期もあったのですが、基本的にすごく聡い子でした。
4年間、一人で一日の大半を留守番してくれていました。
そのあとは母やわたしが家にいたので、怖いことも減ったかと思います。
しかし、7歳あたりのときには、人生を諦めているようなかんじになってしまいました。
わたしたちの接し方がよくなかったんでしょう・・・。
海の姪にあたるワンコが生まれたと聞き、もう一匹ワンコをお迎えしてみようと思って、鈴という女の子を迎えました。
鈴は、海と対面させたときに何故か一生懸命ついてきたワンコだったんです。
鈴が来てからは、一時期は家の中で権力争いみたいな状態になり、犬同士が喧嘩していてハラハラしましたが、半年経過するくらいには落ち着きました。
海は、見るからに精神的に元気になっていって、鈴が来てくれてからの8年は、とても楽しく過ごせたんじゃないかと思います。
約2年前くらいから介助と介護に入りました。
1年半はまったく歩けなくなり、寝がえりもできなくなってしまい、介護をしていました。
親戚の家で生まれた子なのですが、そこの家でも初めての犬の出産で、逆子だった海を出産時にひっぱってしまい、それで右足が脱臼していたらしいのですが、生まれた家でもわたしたちもそのことに気がつかず、筋肉が固まってしまってから、そのことを知りました。
足が悪くなって歩けなくなるとは思っていましたが、犬が歩けないというのは、非常に大変なんだと思い知りました。
楽しい思い出をたくさん作ろうと、お花見に行ったり、公園に遊びに行ったりしました。
誕生日には、妹がケーキをオーダーしてくれて、とてもおいしそうに食べていました。
老衰ならいいんじゃないかとずっと思っていましたが、老衰ではあるけど、毎日とても苦しみ、必死に生きてくれていました。
最後の半年くらいは、うんちをするのも激痛で、おしっこするのも大変で、痛みに強かった子がずっと泣いているのはとても辛かったです。
最後はとても優しい顔をしていて、あの世に旅立ちました。
わたしは正直、あまり情緒の発達がよくなくて、鈍感な人間だったと思います。
でも、海がきてくれて、わたしにはたくさんの感情が出てきました。
亡くなった日はとても辛かった。
そのあと、遺体を綺麗して、氷で冷やし続けました。
その前日までは毎日湯たんぽで温めていたくらいなのに・・・。
海の遺体のある部屋はものすごい冷え切っていて、わたしと海の生きる世界はもう違ってしまったんだと思い知りました。
火葬を考えると辛かったですが、涙を流しながらネットでペット供養をしてくれるところを探しました。
立派な棺に入れてもらい、お経まであげてもらって、わたしの心はとても楽になりました。
無宗教ですが、葬儀というものは残された人のための儀式なんだなと思った。
鈴がいるから、あまり悲しまないように努力します。
あの世で楽しく暮らしてくださいね。
我が家に来てくれて、どうもありがとう。
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